ごあいさつ
明治29年、当地に鉄道が開通したことを機に、柄崎宿の旅籠「平戸屋」と「諸国屋」をあらためまして「東洋館」といたしました。これからは、西洋と東洋の人の往来が盛んになると見込んでのことでした。
思えば古今東西、人は旅をしてきました。人生そのものが旅といえるかも知れません。
「我が宿は錦なけれど旅ごろも かさねて来ませ花に紅葉に」初代・江口ゆうが詠んだように、四季折々に何度でも足を運んでいただけるような、そんな宿でありたいと願っております。
樹齢三千年の楠をはじめ、春・夏・秋・冬それぞれに趣あるゆたかな自然につつまれる武雄の地で、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。





歴史
創業四百年の伝統を誇る武雄温泉“東洋館”は、慶長の頃、旅人の宿「諸国屋」として始まり、徳川時代には、参勤交替の脇本陣を勤めました。剣聖・宮本武蔵が島原の乱の後、「五輪の書」の想を練った由緒ある宿でございます。
創業以来、良質の温泉とおもてなしで、お迎えするすべてのお客様にくつろぎのひと時と、ご満足いただける旅をお過ごしいただけるよう皆様のお越しをお待ち申しあげております。

設備
- 収容人員/70名
- 客室/21室
- 離れ客室/悠々亭2室(山茶花の間、合歓の間)
- 大広間/1室(楠)
- 中広間/2室(楓・花櫚)
- 1階浴場/男女各1 4階大浴場(武蔵の湯・おつうの湯)
- ティールーム
- 読書室
- 売店
- 茶室・元庵
- 駐車場(28台)



バリアフリーについて
- エレベーター
- 館内用車椅子貸出1台
- パーキングパーミット1台
やきものの産地
佐賀県は有田焼・伊万里焼・唐津焼のやきものの産地として有名です。ここ武雄でも約四百年前から唐津系のやきものがつくられていて、現在でも多数の窯元・作家が活躍しております。これらの産地に近い当館は、やきもの探訪に最適の宿でございます。
陶器市情報
- 伊万里市大川内山/春の窯元市(4月初旬)、風鈴まつり(6月下旬~8月中)、鍋島藩窯秋祭り(11月初旬)
- 嬉野市/吉田おやまさん陶器まつり(4月初旬)、吉田焼辰まつり窯元市(11月上旬)、志田焼の里博物館秋まつり(11月中旬)
- 有田町/有田雛のやきものまつり(2月4日~4月3日)、有田陶器市(4月29日~5月5日)、夏祭り(7月~8月)、秋の陶器市・ちゃわん祭(11月下旬)
- 武雄市/民陶火祭り(11月下旬)
- 唐津市/唐津焼テーマ展(5月初旬)、岸岳系唐津焼窯元まつり(5月初旬)、唐津焼展(9月下旬)
体験工房
武雄市
- 飛龍窯/手びねりで湯呑み、茶碗、皿など。1作品あたり1時間~1時間30分、後日の絵付けも可能。(火曜定休)
有田町
- ろくろ座/伝統産業「有田焼」のろくろ・手びねりなどの各種成形が体験できます。(木曜休館)
- 赤絵座/皿、コーヒーカップやプランターなど6種類のやきものに、5色(赤・青・黄・緑・黒)の絵の具を使って上絵付けの体験ができます。(火曜定休)
※この他多くの体験工房がございますので、お気軽にお尋ねください。
やきもの探訪ルート
- 名品鑑賞ルート
佐賀県九州陶磁文化館→有田陶磁美術館→今右衛門古陶磁美術館→柿右衛門古陶磁資料館 - ショッピングルート
陶器ルート、磁器ルート(白磁、青磁、染付、色絵)など様々なご要望にあわせてコースをご紹介いたします。 - 作家・窯元ルート
地元武雄市の窯元をはじめ、有田・黒髪・伊万里・嬉野・唐津など、ご希望の窯元コースをご紹介いたします。
窯元めぐり
- 金子窯…20分
- 宣政窯…20分
- 小山路窯…10分
- 内田皿屋窯…10分
- 汲古窯…10分
- 山内町内各窯元…20分
- 志田焼資料館…10分
- 有田町…20分
- 伊万里大川内山…30分
